この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
会社の役員であるご相談者様が会社に事業主貸しをしていたのですが、会社が貸付金の返還に応じてくれませんでした。
解決への流れ
ご相談者様の主張に対して、会社側からは出資であると反論されました。そこで提起した訴訟で勝訴し、貸金全額分について、会社の財産を仮差押しました。しかし、会社が倒産してしまったため、実際に回収できた金額は総額の10分1程度になってしまいました。
年齢・性別 非公開
会社の役員であるご相談者様が会社に事業主貸しをしていたのですが、会社が貸付金の返還に応じてくれませんでした。
ご相談者様の主張に対して、会社側からは出資であると反論されました。そこで提起した訴訟で勝訴し、貸金全額分について、会社の財産を仮差押しました。しかし、会社が倒産してしまったため、実際に回収できた金額は総額の10分1程度になってしまいました。
本件では、会社の倒産が予測できていたので、ご相談者様には即時の和解をご提案していました。というのも、破産手続きが開始されると、各債権者は平等に扱われることになっているので、そもそも回収できる金額がすくないですし、仮に破産する直前に金銭の返還を受けることができたとしても、否認権など破産法の手続きによって直前の弁済が無効とされる恐れがあったので、早めに債権回収を図る必要があったためです。しかし、本件では、十分にリスクのご説明を差し上げたうえで、ご相談者様の勝訴判決が欲しいというご意向を示されたので、最後まで訴訟を継続しました。当職はご相談者様のお気持ちを第一に考えております。もちろん、ご相談者様の利益を図ることが当職の使命ではあります。しかしながら、気持ちの面で納得がいく、あるいはやりきるということも紛争から生じた鬱屈を払拭するためには必要なことかと思います。リスクやメリットについて、十分にご説明を差し上げ、十分にご理解いただいた上でのご相談者様のご意向は十分に尊重したいと考えております。